当協会では、第43回福島県食品衛生大会に併せ、下記のとおりアニキサスについての講演会を催します。
アニサキスによる食中毒症は、海産魚介類の生食を原因とする寄生虫症の中でも最も発生率が高く、激しい腹痛を引き起こすという特徴があります。福島県によれば、昨年2018年の県内でのアニサキス食中毒発生件数は58件で、全国トップの東京都(77件)に次ぐ多さでした。
このような状況を踏まえ、この講演会では世界でも珍しい、寄生虫を専門とする博物館、目黒寄生虫館からアニキサスなどの寄生虫についてご研究をなされている巖城隆先生をお招きし、アニキサスについての最新の研究をご紹介いただくとともに、アニキサスの特徴を知り、安心して魚介類を食べるにはどうすればよいかを学ぶ機会といたしたいと思います。
アニキサスについて学ぶ大変貴重な講演となりますので、この機会をご活用いただき、食中毒予防にお役立てくださいますよう、ご案内申し上げます。
令和元年11月12日(火)13:45~14:50 (受付 13:15~)
とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)小ホール
100名 【無料】
公益社団法人福島県食品衛生協会
〒960-8043 福島市中町7-17 ふくしま中町会館6階
Tel 024-521-4310/Fax 024-523-5674
[別紙申込書にご記入のうえ、FAX【024-523-5674】にてお申し込み下さい。}
令和元年11月1日(金)*定員になり次第、締め切らせていただきます。
目黒寄生虫館 研究室長 巖城 隆先生
巖城 隆(いわき たかし) 目黒寄生虫館 研究室長
1963年、北海道札幌市に生まれる。北海道大学獣医学部卒業、同大学院獣医学研究科博士課程修了。北海道農業共済組合連合会,鳥取大学医学部附属動物実験施設などを経て,2005年から目黒寄生虫館に勤務。2016年から同研究室長。
専門は哺乳類・鳥類の寄生蠕虫類の形態・分類の研究。特に条虫類(サナダムシの仲間)が好き。
日本寄生虫学会、日本獣医学会、日本野生動物医学会などに所属。